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このサイトは東北芸術工科大学が運営している「山形エコハウス」に関する情報を発信するブログです。
by yamagata-ecohouse
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パッシブハウス3周年記念大会でのエコハウス視察
先週末、東京にてパッシブハウスジャパンの3周年記念大会がありました。

私は記念大会には参加できなかったのですが、

次の日の、省エネ住宅のモデルハウスの視察に参加してきました。


モデルハウスは、パッシブハウスジャパンの理事の

松尾さんが監修・設計されており、随所に工夫が施されていました。



Zero-e+:セイズ株式会社

http://www.saysinter.com/bunjou/tateishi/index.html



例えば窓。

エコハウスをつくる上で、窓は最重要ポイントであることは間違いありませんが、

性能が高くなっていけばいくほど、金額もあがっていきます。

こちらの物件で工夫されているのは、ペアの窓の内側にさらに窓をつけて、

二重サッシの構造にし、その間に薄いブラインドを組み込んでいます。

通常のペアの窓でも二重にすれば貫流率1.3くらいまで上がるそうです。

日射の状況や外気温の変化に対して、窓の組み合わせを変えられるということも、

エネルギーを効率よく利用できるポイントになるはずです。



その他、床下に半分埋め込まれたエアコンや、小屋裏エアコンなど、

創意工夫がたくさん盛り込まれていました。

図面を見ると、外皮(断熱ライン)ではない基礎立ち上がりと土台の間に、

通気用のパッキンがはさまれていました。

すごく細かいところですが、なるほど~と、とても勉強になった部分でした。

エコハウスを建てる上で、空気の流れや冷暖房エネルギーの循環経路と

いった部分は非常にレベルの高い項目だなぁと感じていますが、

今回の視察で、実践されているところを今後いかしていこうと思います。





Zero-e+ハウスは、見学もできるようなので、

興味のある方は、ぜひ申し込みされてはいかがでしょうか。


松尾さんの設計手法は、

建築知識2012年の4月号、最小限省エネ住宅のススメ

細かく書いてあります、おすすめです。

活躍されている方々の知識を盗んで、

どんどん蓄えていきたいと思う今日この頃です。




kameoka
by yamagata-ecohouse | 2013-01-29 09:42 | □イベント
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